イトマン 事件 - 住友銀行とイトマン事件、魑魅魍魎の暗黒史

しかし繊維産業はいつしか構造不況業種となり、イトマンもまた73年のオイルショックで倒産寸前にまで追い込まれた。

大きく言うとこのような感じですが、そのからくりは非常に巧妙で難しいです。

それが1987年、頭取に抜擢された。

繊維商社だったイトマンは、オイルショックで経営環境が悪化したことから、住友銀行（現三井住友銀行）の元常務・河村良彦を社長として起用し、総合商社への方向転換を図った。

一族の内紛で株が流出していた平和相互銀行の株買い占めに動き出していた大物フィクサー川崎定徳社長の佐藤茂に子会社のイトマンファイナンス経由で買収資金を融資。

全体像が未だに闇の中に隠された「イトマン事件」の真実を記録した、本書の魅力はどのようなものでしょうか。

そしてこのときには河村良彦が社長としてコントロールできなかったとも言われています。

平相買収の立役者が、最後のフィクサーと呼ばれた佐藤茂である。

また亀井静香とはお互いに「兄弟」と呼び合う程親密な関係であった。

著『ヤクザ・リセッション』によれば、許自身は在日韓国人であったものの、許の生まれ育った中津では民が強大な権力を握っていたので、彼らと懇意になることによって許はでの出世を実現したという。

その内容は、記録として価値が高いだけでなく、まさに歴史を綴っているといえましょう。

社内の圧力回避が狙いでした。

許永中は韓国で残りの刑期を服する事を望んで、韓国へ移送されて、日本の特別永住者の権利を失っているのだ。

戦後最大の経済事件といわれるイトマン事件だ。

大掛かりな不正経理が問題となった「イトマン事件」の処理を頭取として指揮した。

1980年代後半、住友銀行は闇社会の勢力に蝕まれ、大阪の商社・イトマン（伊藤萬株式会社）に巨額の乱脈融資を続けていました。