「 あんた達は似てるから喧嘩したら収まらないよ、とりあえずあんたは黙っときなさい」と言ってくれてなんとなくストンと落ち着いたところがあります。
あれ、職場とかで苦手な人に話しかけなくてはいけない時によく起きるので 本来、ほっと一息つけるであろう家庭でそんな思いをするのは旦那さんもかわいそうだなあと思いました。
しかし、ある時から妻との会話がなくなる。
それぞれの夫婦の在り方を考え直すきっかけとして、おすすめだ。
心身共に余裕がなく、遂に涙があふれてこぼれるまでのテンポ。
しかしカレーを出したら「 スプーンないけど手で食べるの?」とか言ったり ちょいちょい、この夫もなかなかムカつくなとも思ったりして。
結構ムカムカしてますけどね。
『あんなにうれしそうにしてバカだなぁあの人は』と呟き、タンスに隠している パート代の貯金通帳を真顔で見つめる妻。
あれは11年前。
私の中ではどうにかしたいという気持ちと、自分は近くに居ないくせに心配だけして口出しするのもどうなんだという葛藤があったり、妹が母親の味方になってますます父親と距離が離れるという状況も嫌でした。
だから、しんどい、つらい…。
先輩からは「別れちゃダメ!愛がまだ残ってる」とアドバイスされる。
必要最低限とは、相手の心を思いやった必要最低限ではなく関係ない周りの人たちに迷惑が掛からない(喧嘩してるとバレて周りの雰囲気を悪くしたくない)という意味の最低限だ。
そして僕にも「無配慮なことを気づけなかった」経験がある。
だから、「傷つけたくはないな」と思う。
) あと逃げ場がないんですよね。
漫画を読むと、最初は誠の肩を持ってしまうのだが、続いて展開する妻・美咲の視点からの物語で「これは口をきかなくなって当然かも」と思い直すことになるところが、この作品の構成の妙だ。
そうして相手のことを考えようとすると、もう、そのたびに苦しい。
それを単行本の結末で描き加えていますので、たくさんの方に読んでいただけるとうれしいです」 現状に不満がある人もない人も、読めば必ず思い当たる節が1つは見つかるはず。
「その日」というのは「離婚」のことです。
それが、単行本化にあたって描き下ろした結末に繋がりましたね」 WEB連載の最終話は、酔った誠が家に帰ったら誰もいないという状況に置かれたところで終了となる。