念のため補足しておきますが、どちらに軸足を置くかという話であり、当然両方の観点で考えることが大切です。
したがって、取引関係や産業構造のダイナミック・ケイパビリティをも高める必要がある。
システムや商品は直ぐ模倣をする事ができます。
ダイナミック・ケイパビリティは、三つの能力から構成されています。
データドリブン型発注を可能にするデータ量や活用しているシステムがコアコンピタンスです。
一方、企業のヒアリングを行ってきた私の肌感覚では、デジタル技術の活用などがむしろ日本企業が成長するきっかけになるのではないかと前向きにとらえています。
ダイナミック・ケイパビリティ理論 現代の経営学で最も注目される視点のひとつ。
これら2つの考えを合わせたものが「ダイナミック・ケイパビリティ論」です。
菊澤研宗(きくざわ けんしゅう) 氏 慶應義塾大学商学部・大学院商学研究科 教授 カリフォルニア大学バークレー校で、ダイナミック・ケイパビリティの提唱者であるD. だから設計のウェイトを強化しないと駄目なのではないかということで、設計に光を当てたということが今回の「ものづくり白書」のポイントです。
日本がIT革命で乗り遅れたとか、ソフトウェアで遅れをとったと言われていますが、それは数学人材の能力を使い切れていないのが原因なのではないでしょうか。
ちょうどティースによってダイナミック・ケイパビリティ論が提唱された1990年代の末に、創業者の柴田昌治が『なぜ会社は変われないのか』を出版し、日本企業の間で風土改革がブームになりました。
ダイナミック・ケイパビリティは2つの理論を統合したもの ダイナミック・ケイパビリティは、カリフォルニア大学のビジネススクール教授デビット・J・ティースによって提唱された理論だ。
最新の技術や工場、機械を考えるように、人にも同じ視点で向き合うべきだと考えます。
簡単に2つの理論を紹介する。
今でこそ有名な組み立て式家具誕生の瞬間です。
この活動は、経営者層によるビジネス環境に対する洞察力が強く影響する活動です。
それは、商品デザインや店舗レイアウトはどんなに模倣できても、その軸となるビジョンや価値観を模倣するのは難しいからではないでしょうか。
図1 CPSを核としたスマートものづくりの実践ライン 出所:富士通テレコムネットワークス(株)より提供 FTNのCPSは「可視化」「最適化」「実行」を常に全体ループさせ続けることとどのように最適な解を導き出したかを「ブラックボックス化」させないことにあり、人を中心としたものづくりでは「可視化=ホワイトボックス化」が重要で人(実空間)を中心としたCPSプロセスである。
要は「競争を避ける戦略」です。
ダイナミックケイパビリティとオーディナリーケイパビリティの比較 出典:経済産業省 ダイナミックケイパビリティを高めるためには ~2つの課題とその解決策~ とはいえ、「DXを実現する」と言っても、そこに至るまでにはさまざまな課題を克服する必要がある。
しかし、各職務権限が各メンバーに明確に帰属されておらず、各メンバーが生み出す成果も各メンバーに明確に帰属しないため、能力の低いメンバーが温存されやすいという弱点がある。
三好:そのほかにも、世界で最もイノベーティブな会社であり、「デザイン思考」で有名なIDEOの方と意見交換をしたときに面白いと思ったのは「失敗」という言葉の扱いです。
NEC スマートインダストリー本部 技術主幹の北野芳直氏 NECが示すスマートファクトリー構想のシナリオはこの4つのキーワードで示すことができる。
実際にやり方を変えてみてうまくいったら、それが成功体験として共有されて、新たな習慣になり定着化していく。