「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張しています。
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「ゴッホ展」、「怖い絵」や「だまし絵」など、これまでにも魅力的な展覧会を企画されてきた[兵庫県立美術館]。
皆川さんが「ミナ ペルホネン」という現ブランドの前身である「ミナ」を立ち上げられたのは1995年。
パニーニっぽい手持ちのバッグ色々• かわいいお部屋のような展示です。
ファッションアイテムを通して人々の生活や考え方そのものを豊かにすることを目指すブランドだ。
ファッションのみならず、インテリアや食器など〝生活全般〟をデザインするブランドとして、国内外に多くのファンがいます。
タイトルは「つづく」で、ブランドとしての時間的なつづきだけではなく、人と人とのつながりやモノの循環などをイメージして、多くの意味を持ってつけられたタイトルだそうです。
設立当初から2020年春夏コレクションまでの約25年分の服、400着以上を一堂に集め、年代をミックスして展示されています。
これにかわるものとして、インターネット上でのイベントの実施を検討しております。
ここでは、ミナ ペルホネンの代表的な刺繍柄tambourine(タンバリン)のデザインの原点や、生地になるまでの工程、その生地から生まれた様々なプロダクトが紹介されています。
19歳の頃のコートに、ミナ ペルホネンの服に通ずるものを感じます。
直線を書き続け、2羽の水鳥を描写。
学芸員さんに直接お話を聞くチャンス! 質問タイムもございます。
入り口から見える隣の展示もかわいいです。
また、会場の中にはオリジナルの生地を使って縫われた、たくさんの素敵な洋服がずらりと展示されていて圧巻の光景でした。
観光MAP• 見どころを伺った後なので、さらに特別展をお楽しみいただけること間違いなし!既に観に行かれたことのあるお客様にも、違った魅力を感じていただけます。
そして、当日会場で購入しようと思っていた皆川さんの新書、売り切れだったのか購入できませんでした。
デザイナーの皆川明(1967-)が設立したブランド、ミナ ペルホネン。
タイトル「つづく」には、ブランドの時間的な継続性を示すものはもちろんのこと、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーなど、多義的な意味が込められているそうです。
新型コロナウィルスの影響で、現在は予約制での入場となっています。
そんな風に感じました。
今回は展覧会の様子を一部レポートします。
ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考をこれまでにない規模で紹介する本展覧会は、私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらすことでしょう。