『有終の美を飾る』の由来 中国最古の詩集である「詩経(しきょう)」に書かれた詩に由来しています。
2つの表現を紹介します。
「有終の美」を分解すると「有終」という言葉に、「美」が付いています。
「優秀の美」という表現は存在しませんので、間違えることのないよう注意しましょう。
見事に有終の美を飾り、大歓声があがった。
つまり、努力をしていなくても最後に良い結果が残ればそれでいいという、投げやりな意味をもつ言い回しです。
長くアイドルとしてトップの座にいた彼女の引退に際して、 有終の美を飾るようなドレスを仕上げようと毎晩徹夜で頑張っている。
この1年でできるようになったことはありますか。
残りわずかになった今、今の学年で過ごしてきた1年を振り返って考えてみてください。
あんなに意気込んでいるが、竜頭蛇尾で終わることが目に見えている。
みんななら、できる!みんなで、有終の美を飾りましょう。
「一花咲かせる」と 「有終の美を飾る」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
身近な例で言うと、優秀なスポーツ選手の引退試合などで「有終の美を飾りました」などと言いますよね。
「有終の美」の語源 「有終の美」の意味はわかりましたが、なぜ「有終の美」と言うのか、その語源も確認しておきましょう。
「枡で量って箕でこぼす」の意味は、「苦労をして蓄えたものを無駄に使ってしまう」です。
彼は有終の美をもって引退した。
テレビなどで普通に耳にする言葉ですが、なかなか改めてその意味を考える機会はなかったのではないかと思います。
さて、みなさん。
語源や意味、漢字も正しく理解して、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
スポーツの意義、世界平和の意義、人と人との素晴らしい縁など、非常にメッセージ性の強いドラマで、私が観てきた大河ドラマの中では、視聴率とは真逆で、 文句なしで歴代一位の作品でした。
まさかあんなに頑張っていた彼が晩節を汚すようなことをするなんて、信じられません。