怒り っ ぽく なる - 精神科医が教える「怒りやすい人」と「怒りにくい人」の違いとは？ 『怒りにとらわれないマインドフルネス』

これは「易怒性（いどせい）」という、れっきとした認知症の症状だ。

話を否定されると、話す人がいなくなったと思い、内にこもってしまう危険性があるのです。

この傾向は幼少期だけではなく、社会人になっても同じです。

仕事や生活がマンネリ化したり、第一線から退いたりして、行動範囲が狭まり、考え方も狭まっていく。

自分をリスペクトしてくれない相手に対して、非常にイライラしてしまうのですね。

薬をもらえば、また元気になると思って、以前に通っていた病院に行ったのです。

数年前までは穏やかな性格だったのに。

「 あの人、まるで性格が変わったよう！」 なんて場合は 要注意！ 脳の異常が起きてる可能性があるよ！ 感情をつかさどっているのは 脳の 前頭葉という部分。

しつこい怒りを抱えてしまっているとき、自分がそれに関して持っている価値観を探ってみましょう。

ところが 人の言葉を悪く解釈するタイプの人は、自分の人間性を否定されたと感じてしまうため、精神的に余裕がなくなり、イライラしやすくなります。

誰かに認められて評価されていたい、という承認欲求が満たされない不安や身分の不安定さのはけ口が 《怒り》となって、些細な事でも相手に感情をぶつけてしまうのです。

逆に「お前、オレのことが嫌いだから返信しなかっただろ」という気持ちで接すると、相手も「は？何いってんの？」という心理状態になり、最悪の場合ケンカに発展してしまう可能性があります。

つまり怒りを抑える力が弱まることで、 感情のコントロールができなくなるというのですね。

若い世代とミスマッチやギャップの差を感じたり、 ネットやスマホ・SNS・キャッシュレス化のサービスの普及により、 「急速に発展する世の中の流れに追いつくことができない…！」 というのも、相当なストレスに繋がります。