これまで関わってきた人たちからうけた理不尽な扱いが、フラッシュバックして目の前の過去とは無関係の支援者に向くこともあります。
ご参考までにご確認ください。
やることを視覚的に示していくことで、見通しを持てるように工夫していくことになりますが、このような工夫が、不安に思うことなく、安心して学習や作業に取り組むことにつながるのです。
その障害特性に周囲からの適切または不適切な関わりが加わることで現れる行動が良くもなるし悪くもなります。
知的な遅れはあったものの、 穏やかな性格からか周囲とのトラブルはほとんどなかったという。
金成さん夫妻は顔を見合わせる。
とされていました(1989年 行動障害児者研究会)。
ただ、その取り組みは始まってまだ30年程度しか経っていません。
その過程で虐待や介護殺人も起きることもあります。
「周囲の無理解」 「勉強することができなかった」 誤学習とは 未学習のままでいると、何とか自分の気持ちを伝えようと自分なりの行動をとるようになります。
知的障害があり、強い行動障害のある患者さんが入院する場合、ごく一部の専門病床を持つ病院などを除けば、ほとんどの総合病院や精神科病院の場合には、外から鍵をかけた個室に入っていただくことになります。
ですが、勘違いをしてほしくないところは 強度行動障害のさなかにいる本人も、その現状に困っている一人、というところです。
つまり強度行動障害は、感覚過敏などの知覚の違いにより、周囲からの刺激や情報を、一般的なものとは異なる受け取り方をしており、その不快さをうまく表現できないために、その状態を改善できないことがくり返されているということ。
行動障害とはその人の気持ちの表れ うまく表現できない不安や不快、緊張という気持ちが行動として表れます。
偉いよ。
その特性があまり知られていないことから、 パニック時にはトラブルが拡大することが多い。
その行動が他害や物を壊す、というような表現の仕方ですと、周囲の人たちはその行動を無理やり制止したり、逆に希望することを何でも受容してしまうと思います。
その後、作業所や福祉施設に通所しましたが、 いずれもトラブルで退所し、 トラウマが重なったように感じています」 強度行動障害に詳しい精神科医、樋端(といばな)佑樹さん(43) =信州大医学部子どものこころの発達医学講座特任助教=は、 「突然こういった強度行動障害の状態になるわけではありません。
興奮が激しく、 このままでは自宅で安全に暮らせないという状況で、家族や支援者がそれに対応する時間と気力と体力の余裕を取り戻すために、一時的に入院を選択することは充分にありえます。
その後、新聞配達と、融通のきく非正規の仕事を掛け持ちしながら、 家族を支えている。
そのためのベースづくりを現在少しずつ行 っている。
そのような状況が繰り返されることで行動が固着化(パターン化)した結果が 強度行動障害という状態になります。
厚生労働省の手引に沿って、強度行動障害の当事者の「自分用のスペース確保」をするためと、パニックにより弟たちとの関係が悪化していたことが理由だ。
その構造が理解できない本人はただ理不尽なことをされているという体験となり、結果として劣等感や、周囲に対しての被害的な認知をいだくことになります。