武田の視点だったんですね。
(露口正義). ただ役者さんがすごい。
おわり。
その日を境に厚久と奈津美、武田の関係は歪んでいき、物語は予期せぬ展開へと向かっていく…。
石井監督は「実力派の本気の姿は想像しきれず、ラストシーンは凄すぎて僕自身が引きました。
この難しい役を驚くべき繊細さと聡明さで演じ、作品の要としての重要な役割を果たした。
インタビューを読むと相当気合を入れて挑んだ役だそうですが、そういううるささを感じない。
武田の顔。
山田厚久(仲野太賀)と武田(若葉竜也)は幼馴染。
だけど、言葉で「叫ぶ」って書いているのを見てもどこか安易に感じてしまう部分がありました。
台湾の名匠ツァイ・ミンリャン監督(『愛情萬歳』『河』『西瓜』『楽日』)、韓国系中国人のチャン・リュル監督(『キムチを売る女』)、中国のヤン・ジン監督『ホメられないかも』)、マレーシアのタン・チュイムイ監督(『Love Conquers All』)、香港のフィリップ・ユン監督(『九龍猟奇殺人事件』)、そして日本の石井裕也監督。
。
でもま、描けてますもんね。
〜〜 もはや我々は大切なものをいろんな外圧から剥ぎ取られ、いよいよ最後の一つまで手が伸びかかっている。
生命の叫び。
*** ラストのこの切れ味、ホント最高! 本当に最後の最後に残った本当に大事なもの、娘を失いたくない!と娘の方向へ走っていく厚久ですよ。
幼馴染みの山田厚久(仲野太賀)と奈津美(大島優子)、そして武田(若葉竜也)の物語。
その日を境に、厚久と奈津美、武田の歪んでいた関係が動き出す。
アジアや海外、グローバル化する世界の中で日本や日本人を見据え、石井裕也は自分たちにしか描けない人間賛歌をスタッフ&キャストと共に目指した。
ここは乳首からヘアまで完全解放したディープ濡れ場をぜひとも期待したい。
ト書きについても「そうじゃなくて、こうしてみよう」というディスカッションを繰り返して、自分たちの腑に落ちない点が無くなるようにする時間を監督が設けてくれたんです。
こんなのは監督人生で初めての経験でした。
絶対にそうなる。
それゆえ、自ら行動を起こすことで愛する人が傷つくくらいなら、何もしない方がいいという感情を強く持つようになったのではないだろうか。