その意味では、2つ目と3つ目の意味は似ています。
友達や家族と話すときには「ひいては」という言葉はあまり使いませんが、文語としては例文のような使い方が多く、非常に見る機会が多いものです。
この街の復興がこの地域ひいては日本全体に活気を取り戻す大きなきっかけとなるのです。
言い換えると、1つ目の 「Aという原因がBという結果を生み出すこと」から、 「さらに次の問題に発展していく」という考え方になります。
「しいては」「ひいては」など、似たような言葉と間違えないように注意しましょう。
「しいて」という言葉の誤用です。
「強いては」の 「強」は音読みで 「キョウ」や 「ゴウ」。
したがって、Bには小さい事柄、Cには大きい事柄が入ります。
「ひいては会社全体のイメージが悪い印象にとられかねない」 「たった1人の不正行為が、ひいては課・部だけに留まらず、会社全体の信用失墜につながりかねない」 これは 「たった1人のわるい行動が」という個人レベルの悪い行為が、 「会社全体の信用を失うこと」にまで拡大しかねない状況を説明しています。
あまり日常会話では使いませんが、ニュースやビジネスでは「ひいては」という言葉が使われます。
「ひいては」を「しいては」と言うことはないので、もし勘違いして覚えている人がいたら、こっそり直しておくといいでしょう。
例えば「個人が最高のパフォーマンスを見せることが、ひいてはチームの勝利につながる」というように使われます。
また、「それによって」は状況によっては少し堅苦しい印象になります。
「し」と「ひ」は音が似ているということも、間違えやすい要因かもしれません。
「敷いていえば」は誤りなので気をつけましょう。
大切なビジネスメールやプレゼンなど、畏まった場で誤って使い「しいては」と「ひいては」の意味の違いを理解している人からすれば「ん?どういうことだ?」となりかねません。
「ひいては」の使い方 例えば「君のため、ひいては皆のため」という文言は、君のためになることを推し進めてゆくと最終的には皆のためになる、という意味を持ちます。
「ひいては」という言葉は、基本的に「A、ひいてはB」という形で使われます。
このように、 関連した物事に大小関係がある場合に「ひいては」でつなぐと、上手い使い方になるでしょう。
「つきまして」は「ですので」「従って」の他、接続詞として「そこで」があげられます。
実験と検証の場面では使われることは考えにくいでしょう。