オスロフィルの実力、そしてヤンソンスの統率力には脱帽してしまいます。
ショスタコーヴィチ: ・交響曲第1番ヘ短調作品10 ・ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品35 ミハイル・ルディ(p) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 マリス・ヤンソンス指揮 こちらはヤンソンスとウイーン・フィルとの初録音盤。
しかしながら,殊ファランドールに関してはクリュイタンス盤では大人しすぎていささか物足りなさも感じてしまいます(Altusによるライブ録音では激しい演奏とのことですが私は未聴です)。
2012年のウィーンフィルニューイヤーコンサートで、彼の音楽と共にそのお人柄が大好きになりました。
最後になりましたが,今回コンセルトヘボウ管との来日プログラムに含まれているブラームスの2番のCDを参考盤として簡単に紹介させていただきます。
まず三人は口を揃えて、ヤンソンス(彼らは畏敬の念をこめながら『マエストロ・ヤンソンス』と呼んでいたのだが、以下敬称は省略)率いるバイエルン放響の素晴らしさを語る。
またヤンソンス率いるバイエルン放送響は、レジデンス・オーケストラとして、毎年、ルツェルン復活祭音楽祭に招かれている。
音楽が常に生き生きとしているのです。
その中にあって、マリス・ヤンソンスの存在は、ひときわ抜きん出ている。
彼の新たな音楽を聴けなくなるのは非常に残念ですが、残された音源を大切に聴き続けていきます。
1992年にはの首席客演指揮者、1997年から2004年までの首席指揮者も兼任、1990年代を迎えると世界の一流オーケストラへの客演も本格化する。
首席指揮者を務める独バイエルン放送交響楽団が12月1日、発表した。
これこそがヤンソンスの奏でる最大の魅力なのだと私は感じますし,多くのオケから慕われる理由の一つではないかと私は思います。
この曲には素晴らしい自作自演盤(DG)もありますが、この演奏のような一気呵成に聴かせてしまう魅力も捨てがたいものがあります。
このCDを機にヤンソンスに興味をお持ちになられた方は交響曲をはじめとする他のCDにも手を伸ばしていただけたら幸いです。
そのときヤンソンスは『マーラーが作曲したときには、テーマのバランスなどの計算が完全に出来上がっていたと信じている』と話していました。
また『アルプス交響曲』は、自然を描いた曲ですが、それだけではなく自然を体感する人間がどのような感情体験をするかを表現した作品です」 ヤンソンスはこれまで長きにわたり、ロイヤル・コンセルトヘボウ管とバイエルン放送響の2つの首席指揮者を兼任してきた。
近年は速いテンポで軽やかに演じられることの多いハイドンが、ここでは充実した内容と熱量を示す。