しかし、サーバントリーダーは、メンバーの機嫌を伺ったり言いなりになったりするわけではありません。
指導、励まし、支援を通してチームをサポートする。
次は、サーバントリーダーシップを実践するにはどうしたらいいかについて解説します。
サーバントリーダーシップ「10の特徴」 ここまでサーバントリーダーシップと従来の支配型リーダーシップとの違いを紹介しましたが、サーバントリーダーシップには具体的に「10特徴が」あります。
サーバントリーダーシップの事例・効果 それでは、実際にサーバントリーダーシップを取り入れている企業の事例を見てみましょう。
それは前出の佐々木選手だけではありません。
サーバントリーダーは上司の負担が大きい 従来の支配型リーダーやワンマンタイプであれば、部下やメンバーが結果を出さない時に、自分自身が進めていき、強引に結果へと導くことも出来ました。
サーバントリーダーシップで生じやすい課題と対策 サーバントリーダーシップで生じやすい課題は、方向性のズレと意思決定の遅れです。
金井壽宏中経出版、第5章「リーダーシップの志が高ければ動機も挫けない」、とりわけ第23節「新時代を開く『サーバント・リーダーシップ』」219-249頁。
人々の成長への関与 メンバーそれぞれの可能性や価値に気づいていて、それぞれの成長を促す事に深く関与します。
仕事に取り組んでいると、予期せぬ難題が立ちはだかったり、ミスをして落ち込んでしまったりする場合があるでしょう。
「上から目線」「苦言小言」「丁寧すぎ」はNG 今度はアドバイスを送る側の視点で考えましょう。
この「良心」には、善悪の区別をつける意味もあります。
相手の心を癒して本来の力を発揮させ、組織の中では互いに助け合える関係を作る『癒し』。
気付き 物事を敏感に感じ取って、本質を見ます。
リーダーが決断力を発揮したり、メンバーを鼓舞したりすることが必要なのは変わりませんが、メンバーの主体性を引き出し、メンバー同士をコラボレーションさせることが求められています。
これまでの社会は、個人よりも企業の論理が優先されてきました。
そのため、「リーダーの言う通りにやればいい」「余計なことは言わなくていい」などの絶対的な上下関係のもと、経験値=正解値と証明できる結果が出せていたので、ビジネスの在り方としても論理的に間違いではなかったのです。