まとめ 食品アレルギー症状を持つ人が増加したことに伴い、食品の表示もどんどん形を変えてきています。
特に今回加わったばかりのアーモンドは、しばらくは記載がおいつかないこともあるでしょう。
引き続き注意したいものです。
【解説】加工食品のアレルギー表示の読み方• 特定原材料は当初は 「小麦、そば、卵、乳、落花生」の5品目でしたが、平成20 年に 「えび、かに」が追加され、現在の 7品目となりました。
なお、機能性表示食品について事業主から届け出られた安全性や機能性などを示す情報は、消費者庁のウェブサイトで公表されます。
この記事では表示が義務付けられている食品や表示方法、どのようにアレルギー食品に対処していくべきかをご紹介します。
ですが、食品の表示全般に関わる制度が複雑で消費者や事業者にとってわかりにくい点もありました。
表示が義務づけられていない20品目には注意が必要 表示が義務づけられていない20品目に関しては、極端な場合、表示がされていなくても、その材料が含まれていることも考えられます。
食品に関する法律は、食品衛生法・JAS法・健康増進法の3つでルールが定められています。
一括表示のアレルギー物質が最後に表示されているからといって、個別表示に比べて含有量が少ないわけではありません。
(食品表示基準の策定等) 第四条 内閣総理大臣は、内閣府令で、食品及び食品関連事業者等の区分ごとに、次に掲げる事項のうち当該区分に属する食品を消費者が安全に摂取し、及び自主的かつ合理的に選択するために必要と認められる事項を内容とする販売の用に供する食品に関する表示の基準を定めなければならない。
表示対象となるアレルギー物質は、平成16年に「バナナ」が、平成20年に「えび」と「かに」、平成25年に「ごま」と「カシューナッツ」が増えるなど、初めに定められたのものから、少しずつ増えています。
第六条第八項及び第十一条において同じ。
しかし、実現可能性の視点から合理的に判断して(表示の適正性の検証と監視指導の実現性 、表示が免除される例外規定を設けることが示されました(食品の表示に関する共同会議。
参考:「知っておきたい食品の表示」消費者庁(平成27年11月版)/厚生労働省科学研究班による「食物アレルギーの栄養指導の手引き2011」/ 「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」厚生労働省(平成23年3月)• 出典:(消費者庁ホームページ) 個別表示(アレルゲンとなる個々の原材料の直後にカッコ書きする方法)が原則ですが、例外的に 一括表示(原材料と添加物の直後にアレルゲンをまとめてカッコ書きする方法)が可能となっています。
3 アレルゲンを表示することは義務なのか では,アレルゲンを表示することは,食品を製造する者や,飲食店にとって義務なのでしょうか。
その中でも、アレルギー表示に関する法律は「食品衛生法」によって定められていました。
しかしながら、 ・カシューナッツとピスタチオ、 ・クルミとピーカンナッツ(ペカンナッツ) などは、 見た目も似ていますが、交差抗原性が強いため、 どちらかにアレルギーがあった場合は避けておくことが望まれています。