なんか矛盾しているなぁと思いました。
最初は「ほーん」って思ってたけど、彼のトレーラーでネイサンの写真を見つけたときに「はーーーーー!?!?!?!?」と大パニックになった。
こういうお父さんだったらなぁ…ていう感じのお父さんです。
ミシェル・コッホ氏:『The Awesome Adventures of Captain Spirit(以下、CS)』のような小さくも1つのゲームとして成り立っているものを無料でリリースできたことは、とても誇らしく、うれしく思っています。
このあたりは親切設計だと感じました。
ダニエルは手に触れずに物を操作する能力を持つが、感情的になれば物を破壊したり、吹き飛ばしたりする力を発揮する。
ある日突然失踪した母の行方が伏線になっており、兄ショーンは母に対して「自分たちを捨てた」という怒りを感じています。
教会から追い出されたショーンは、そこで実母カレンと8年ぶりに突然再会する。
するとマックスも少し納得した?させた?ような顔をしてエンディング・・・。
メキシコ系アメリカ人2世であるショーンたちは、メキシコの血を引きながらメキシコ移民である父親の故郷を知らず、アメリカしか知らないのである。
無力な自分にも、あんな差別をする人間がいるこの国にも、何故こんな思いばかりをしなければいけないのかという自身の境遇にも、すべてに対して行き場のない怒りと悲しみがこみあげていたのだと思う。
それまでずっとダニエルのため、ダニエルのためって父親代わりにもなっていたけど、ダニエルもショーンのためを考えていてくれたんだな…と苦しくなった。
しかし、一方でフランクというレイチェルの元恋人が登場してクロエと揉めていたり、クロエの義理の父である警備主任のデイビッドとの関係なども問題として浮き上がってきます。
本当に度は最悪だけど、見る風景全部がきれいなんだよな…。
生きるためとはいえ…ただ、「やらなくてもどうにかなるだろう」ってゲーム的に信頼してた部分があったので、悪行はだいたい留まった。
一体どこまでいけば逃げずに済むのか…もうそんなことを考えていた。
実際遊んでる自分が受け入れられたとき「いいかも」って思っちゃったもんな。
『LIS2』のメインテーマは家族と教育でした。
・途中砂漠を歩いていてアントンという優しい白人に出会う。
ダニエルのためを思い、自分を犠牲にしたことは果たして正しかったのだろうか?プレイしながらずっと、そんなことを思っていました。
ですが、そんな雰囲気は吹っ飛びます。