【評】 「車中偶成」の題は、下の伊藤先生の返詩をいただいてから、それに倣って後につけたものです。
それに対して、さまざまなルールがあるのが 近体詩です。
お気に入りの詩のいくつかは近体詩の説明で使ってしまいましたが,いい詩はまだまだたくさんあります。
〔七言古詩〕 出蒼海兮見白 鷗 蒼海に出でて白鴎を見る 爲圜飛兮聲啾啾 圜 (わ)を為して飛び声啾啾 (シウシウ) 魚何在兮請告我 魚何 (いづ)くにか在る、請ふ我に告げよ 在我下兮進芥舟 我が下に在り 芥舟を進めよ 欸乃欸乃兮多在 欸乃 (あいだい)欸乃 多く在り 欸乃欸乃兮無憂 欸乃欸乃 憂ひ無し (1982) 【訳】 蒼海に出て白いかもめを見る。
初めての欧米でした。
お楽しみに。
又、「今我不楽歳月其徂」概あり。
李白は絶句を得意としました。
教科書で習った方も多いでしょう。
(七古)• 人亦能 よ く之を知ること鮮 すくな し。
李氏朝鮮の二大儒者の一人。
【評】 新婚旅行でヨーロッパへ行きました。
1600年以上も前の人が、こんなことを考えていたとは、何とも不思議な感じがします。
仁和寺や足元よりぞ花の雲、と詠まれています。
詩中宛として一幅の浮世絵を見るが如し。
近体詩といっても、あくまで古体詩に対しての呼称ですので、その成立は1500年前の唐の時代になります。
これは2字目と4字目の平仄を変えるということです。
上声 じょうせい:高くし更に上がる。