手術後の傷の処置や来院について 傷の部分は薄いフィルムでカバーされており自宅で消毒などの処置は不要です。
精巣捻転では、数時間単位で症状が増悪することになり、速やかな治療介入が必要です。
これは二つの点で行うべきではないと考えます。
内容液の吸引は疼痛を伴い、根本的な解決にはならないのですすめられません。
この結果、陰嚢水腫が発症します。
おなか(腹腔)とつながっていますから時々大きくなったり小さくなったりしますが、多くは成長とともに腹膜鞘状突起のつけ根が閉じて腹腔内との交通がなくなり消失します。
たとえば、を生じている場合には、腸管が狭い部位に入り込むことに伴う鼠径部の腫れや痛みを生じます。
ただし、交通性陰嚢水腫は精巣周囲と腹腔との交通が生後遮断されるべきなのに残り、圧により腹腔内の漿液が陰嚢に流入することが原因です。
治療の方法 大人の場合は、なかの液体を注射器で吸引することもありますが、効果は一時的で、またたまってきます。
痛みがあるときはヘルニアや、細菌感染(精巣上体炎)、精索捻転などを考えなければならないのですぐに病院に連れてきてください。
また腸が通るほどの隙間はないが細くてつながっている場合は腹水が溜まってくる。
水腫壁は切除し反転縫合し、内容液がたまらないようにします。
フィラリア原虫によってリンパ管が閉塞(へいそく)されたために陰嚢が腫大(しゅだい)し、巨大な陰嚢水腫になることもあります。
本人か母親が陰嚢の腫れに気づいて受診することが多いものです。
腹腔と精巣周囲腔は出生後遮断されますが、交通が保たれたままのものは交通性陰嚢水腫と呼ばれます。
痛みや他の症状がなく腫れてきた場合• 赤ちゃんの場合 精巣水瘤[せいそうすいりゆう]は生まれつき、だれにでもありますが、普通はだんだん吸収されてしまいます。
しっぽのつけ根が広くおなかとつながっている場合は腸がしっぽの中に落ち込んできて陰嚢がふくらみます。
精巣は、生後には陰嚢の中に納まっているのですが、体内ではお腹の中で形成されます。
非交通性陰のう水腫の治療• 「陰嚢(いんのう)が腫れてきた」 「陰嚢(いんのう)が腫れてきた」場合、どのようなことが考えられるでしょうか。
これは落ち込んだ腸がお腹に戻らないと、痛みに加え、腸閉塞を起こす危険性があるためです。
早めに専門医を受診してください。
精巣上体炎(副こう丸炎)は、細菌などによって炎症をおこし、腫れに加えて痛みや発熱を生じます。
生まれたばかりの男の赤ちゃんでは比較的高頻度に認めます。
患者さんは5年前から陰嚢に水が溜まり、3か月に一度注射器で水を抜いてもらっている。